けつばんの物置き

MPKやポサ関連

ポサリンピック2022 中間進化限定シングル考察

4-2でしたが構築は強かったので考察内容と使った構築について書いていきます。

使用構築

画像

経緯

このルールではポリゴン2やラビフット、バチンキーといった高火力ポケモンを受けることが困難であると感じたため、対面構築や壁等の展開構築が多いと予想した。また、使用率が高いと考えたラビフットやギモーは型が多様であると思ったため、相手がどんな型であってもある程度の仕事ができるポケモンを初手に置くことにした。そこで採用したのがCSアナライズ球ポリ2である(詳細は後述)。このポケモンダイマックスを切ることが前提であるため、裏には行動保証があり対面性能の高い襷ラビフットとイバンレアコイルを置くことにした。この3体では殻破カメールガマガルが少し不安なのでバチンキーを入れ、最後に予想外の構築に対応できる可能性が高く選出誘導能力の高いギモー+ゴチを採用し完成。

使用個体

ポリゴン2@球 アナライズ 控えめCS252B4

破壊光線/冷B/アイアンテール/身代わり

最強のポリゴン2。この調整にすることで、後攻ダイアタックでダイマラビフット、後攻ダイスチルでDL調整されたギモーを確定で落とすことができ、素早さ-1ラビフットに先制することもできる。そのため、ラビフットが球であれ襷であれ安定行動で対応することができ、ギモーのリフレクター展開も許さない。冷Bはダイアイスの霰スリップを襷ワルビルガバイトに入れたかったため、身代わりはヌマクローの前で安定行動になり、デンジムシ等の起点作成要員にも対応するため採用した。ほとんどの試合で選出し、その大部分で1.5匹ほど持っていく活躍をしたため採用は正解だった。ただ、控えめの火力は若干過剰気味であるため、臆病での採用も検討の余地がある。

ラビフット@襷 陽気AS252D4

膝/不意/カウンター/挑発

行動保証のある襷枠。他の襷ポケモンとしてドテッコツジャランゴといった格闘勢、ギモー、ゴーストなどを考えたが、ポリゴン2を先制で大きく削れる点、カウンターで相手のダイマを止められる点、先制技の威力が高い点、型が多様で読みづらい点などを考えラビフットを選択した。挑発は裏のレアコイルが不利を取るヌマクローの欠伸意識。非常に強力であったが、ダイマポリ2に対して膝の択が発生してしまう点が難しかった。しかもHが偶数であったために選べる択が減った試合があったのでそこは間違いなく改善点。

レアコイル@イバン 控えめCS252D4

10万/ラスカ/徹底抗戦/堪える

頑丈による行動保証がある枠。火力が高いだけでなくそこそこ速いので動かしやすかった。徹底抗戦は火力が高いことと起点回避になることから採用。最速ポリ2にちょうど抜かれるのが惜しいが控えめの火力が魅力的なので難しい。

バチンキー@グラスシード 意地H172A252D92(DL調整)

グラスラ/叩き/ドレパン/剣舞

壁と相性がよく小回りのきくシードで採用。サブウェポンにはドロンチ辺りに打てる叩きとHP管理できるドレパン。ダイマを切ることはあまりないと考えたのでアクロバットの採用は見送った。シードなのでDL調整は偶発でしか役に立たず、調整は一考の余地あり。選出率がそれほど高くないが出した試合ではかなり活躍した。

ギモー@後攻の尻尾 穏やかH244B196C4D60S4(DL調整)

マジシャ/トリック/リフレクター/光の壁

壁による誤魔化しと選出誘導性能が高いため採用。マジシャは格闘勢意識。あまり出さなかったが、感想戦で割と警戒されていたことがわかったので採用は間違っていなかったと思う。

ゴチミル@カゴ 図太いHB252D4

諸説枠。急所を考慮すると出しづらく、出した試合は霧ゴルバットに詰められたので他の積みエースやスカーフ持ちにすべきだった。

結果

4-2で23位というあまりにも微妙な戦績だが、事前に考えたTier表と実際のKPにほぼ差がなく、使用されそうな型の予想もかなり当たっていたため考察は間違っていなかったと思う。考察も対戦もかなり楽しいルールだったので機会を作ってでもまたやりたいです。運営、対戦相手の皆さんありがとうございました!一緒に考察してくれた皆にも感謝です。


 

 

ポサリンピック2021 伝説1on1考察

こんにちは。けつばんです。今回参加させていただいたポサリンピックの企画、伝説1on1の事前考察をせっかくなので記事にまとめました。結果はぼちぼちですが、読んでいただければ幸いです。
 <考察経緯>
最初に、環境に存在するポケモンの中でザシアンが特に圧倒的な性能を持っていると感じた。そこで、最初はザシアンに強いポケモンを使用することが重要だと考えた。考察を進めるうちに、カイオーガもザシアンに匹敵するかそれ以上の性能を持っていると感じた。オーガの主要な型としてスカーフ、眼鏡が挙げられるが、両方をまとめて対策する方法は案外少なく、どちらか一方の対策が不十分であった場合イージーウィンを狙うことも可能だと考えられるからだ。以上の2点から、ザシアン、カイオーガ両方に勝てれば一定の勝率は得られると考えていた。
 しかし、その2体に勝てるポケモンはある程度思いついたものの、汎用性が低くなるケースが多く、他に対する対応が十分にできないと感じた。さらに、他参加者と通話を行ったり彼らのツイートを見たりしたことから、ザシアンへの警戒が必要であるという考えは共通認識に近いと推測した。このことから、ザシアンへの勝ち目が薄いポケモンでも他多数のポケモンに勝てれば活躍できるという考えに変わり、結果以下のポケモンを採用した。
 <使用個体>
f:id:Megaketsuban:20210825145308p:plain
ザシアン@鉢巻
191(188)-198(236)-136(4)-x-137(12)-167(68)
じゃれつく/ワイルドボルト/かみくだく/でんこうせっか
ザシアン以外の大多数に有利がとれそうなポケモンとして採用。メインウェポンのじゃれつくの他に、ホウオウや遅いカイオーガに打つワイルドボルトルナアーラソルガレオに刺すかみくだく、そして速いカイオーガに対し潮吹きの威力を落としながら打ち勝てるでんこうせっかを採用した。ワイボ石化両採用により、カイオーガとのS関係を見てから両方に対応することができる。Sはゼルネアス、イベルタルをちょうど抜けるようにしているが、パルキアと同速になってしまうのでS168の方がよいと思われる。他の技候補としては、ディアルガ、ザマゼンタに打てるせいなるつるぎや壁を貫通できるサイコファングなどが挙げられる。
 <結果>
× 日食ネクロズマ
パルキア
× 黒バドレックス
〇 ザマゼンタ(れきせん)
〇 ブラックキュレム
〇 ザマゼンタ(れきせん)
4-2で終了。ザシアンが少ないという予想は当たっていたが、ザシアン対策と思われる日ネクに勝てなかった点はミスかもしれない。かみくだくの代わりにかみつくを採用していれば3割で勝てただけに技を吟味する必要があったと感じた。バドレックスは守る+金縛り型で、使用者はそれほどいないと思っていたが複数のプレイヤーが採用していて、考察の難しさとともにメタゲームの面白さを感じた。結果的にカイオーガには当たらなかったが、それを対策するポケモンにも勝つことができたので、対ザシアンを捨てた代わりに広範囲に勝てるようにするという方針は間違いでなかったとも感じた。
 <最後に>
使用できるポケモンの数が多いだけあって考察はかなり難しかったですが使用するポケモンも分散していてとても面白いルールだと感じました。最後になりますがここまで読んでいただきありがとうございます。質問などあればTwitter(@ketsuban_mpk)までお願いします。
Spatial thanks
サリンピックの運営をしてくださっている方々
対戦相手の皆さん
通話してくれたMPK・ポ1シティの皆さん